福島県は23日、東京電力福島第一原発事故時に18歳以下だった約38万人を対象にした甲状腺検査で、4~6月に新たに2人が甲状腺がんと診断され、計154人になったと発表した。がんまたはがんの疑いのある人は、5人増の計194人となった。同日、県の検討委員会に報告した。検討委は「これまでのところ被曝(ひばく)の影響は考えにくい」としている。県は、約3カ月おきに最新の検査結果を発表している。