5.2ミリシーベルト被ばく 労災認定の男性 原発作業3ヶ月 20年後、白血病判明

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原発作業3カ月 20年後、白血病判明 5.2ミリシーベルト被曝 労災認定の男性
(2013年8月5日 朝日新聞)より抜粋

 男性は24歳から電気配線会社に勤務。1986年から88年にかけて、玄海原発(佐賀県)と川内原発(鹿児島県)で配線修理を担い、計約3カ月で5・2ミリシーベルト被曝した。

 それから他業種で20年以上働いた。現在勤める製造業の会社で09年に受けた定期健康診断で、白血球が通常の倍以上の1万9千あることが判明し、医師に「慢性骨髄性白血病」と告げられた。

 思い当たるのは20年以上前の原発作業だけだ。当時は「被曝量は健康に害がない程度。100ミリまでは浴びられる」と説明され、がんのリスクや労災については知らされなかった。同僚が「白血病になった」と言っていたのを思い出した。労災について詳しい知識はなかったが、2カ月後に「だめで元々」と申請すると1年半後に認められた。

 福島第一原発の作業員について「病気の発見が遅いと、手遅れになり死んでしまう。彼らは国のために働いているのだから、国は全員の健康診断をして命を守ってほしい」と話す。

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