福島第一原発3号機 使用済み燃料取り出し 来年度開始は困難

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◆福島第一3号機 使用済み燃料取り出し 来年度開始は困難

東京電力福島第一原子力発電所3号機に残された使用済み燃料の取り出しについて、国の担当者は21日、目標としていた来年度中の開始が困難になったとの見方を示しました。

福島第一原子力発電所3号機には今も566体の核燃料が使用済み燃料プールに残されたままになっていて、東京電力は来年度中の取り出し開始のため、原子炉建屋のカバーの設置をことし4月に始めることにしていました。

しかし、このカバーの設置が、作業員の被ばく対策のため、当初の予定より9か月遅い来年1月以降に始まる見通しになり、21日、現地を視察に訪れた経済産業省の木野正登廃炉・汚染水対策官は「現在、工程を精査中だが来年度中の取り出しはかなり厳しい状況にある」と述べ、目標としていた来年度中の燃料の取り出し開始が困難になったとの見方を示しました。

一方、東京電力は「カバーの設置作業は遅れているが、引き続き、安全第一で廃炉に向けた作業を行っていく」としています。

 経済産業省は21日、東京電力福島第一原子力発電所3号機から核燃料を取り出す作業の開始時期が、目標としていた2018年1月には間に合わない可能性が高いとの見通しを明らかにした。

3号機の原子炉建屋内には、水を張ったプール内に計566本の使用済み核燃料などが保管されている。3号機では、がれきなどを撤去した上で、16年春頃に燃料の取り出しに使う装置を設置、18年1月頃には取り出し作業開始とされていた。

だが、除染などで手間取り、工期が遅れ、17年1月に取り出し装置の設置にとりかかる見通しとなった。燃料の取り出し開始時期がどの程度、遅れるかは未定で、同省などは現在、計画の見直しを進めている。同省や東京電力の計画では、炉心溶融が起きた1~3号機のうち、3号機の燃料取り出しを先行させることにしている。

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