◆福島の子の甲状腺がん、2人増え154人に
(2017年10月23日20時34分 朝日新聞デジタル)
福島県は23日、東京電力福島第一原発事故時に18歳以下だった約38万人を対象にした甲状腺検査で、4~6月に新たに2人が甲状腺がんと診断され、計154人になったと発表した。がんまたはがんの疑いのある人は、5人増の計194人となった。同日、県の検討委員会に報告した。検討委は「これまでのところ被曝(ひばく)の影響は考えにくい」としている。県は、約3カ月おきに最新の検査結果を発表している。
◆「県民健康調査」で公表されてない小児甲状腺がん8例が判明
(「3・11甲状腺がん子ども基金 ニュース」より転載)
3・11甲状腺がん子ども基金は「手のひらサポート」の2017年度第2期3回目として、7月28日に、新たに3人および特例1人に療養費を給付いたしました。
内訳は、福島県2人、埼玉県1人。福島県内の2例は「福島県県民健康調査」外で発見されています。
同様に「県民健康調査」外で発見されたケースはこれまでに5例の申請がありました。また、「県民健康調査」で発見されながら、公表数に含まれていなかった事故時4歳児の例が1件ありました。したがって、当基金への申請例で「県民健康調査」の公表数に含まれていないと思われるものは、今回の2例とあわせて8例となっています。なお、今回はアイソトープ治療適用患者はありませんでした。
また今回は1名の方に「特例」としての給付をいたしました。この方は事故当時福島県在住でしたが、自主避難され、現在は福島県外にお住まいです。稀な先天性の障害があるため、手術もその他の治療も困難であるという方で、原発事故後の状況も詳しく知らせていただき、ご本人のおかれている困難な状況を含め、総合的に判断し、給付を決定しました。(※公表については、ご本人の了承を得ています)
第2期2回までの合計と合わせると給付人数は96人(特例2例をのぞく)になりました。
ご寄付をいただきました皆さまには御礼申しあげます。
「手のひらサポート」の給付対象については、給付金申請のページをご覧ください。 また、事故後に甲状腺がんを発症し、相当の事情のある方は、年齢に関係なく相談を受け付けています。
甲状腺がんと診断された方は病状も術後の体調も、生活環境も、一人ひとり異なります。「ひとりにさせない」…一人でも多くの方にサポートを届けてまいります。
申請資料請求番号0120-966-544(無料通話)までお気軽にお問いあわせください。
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